宅建試験、受験を自粛すべきか?
どうも小次郎です。
令和二年度の宅建試験の日程や詳細が発表されましたね。
試験日時が、令和2年10月18日(日)13時から15時まで(2時間)
申し込み受付は、ネットでの申し込みが7月15日(水)21時59分まで、郵送申し込みの方が7月31日(金)までとなりますのでご注意ください。
試験当日、コロナの状況がどうなっているかわからない中、国家資格ですので年に一度の試験を見送る、という判断もなかなかできない中で、難しい判断だったことは想像に難くありませんが、以下のような但し書きが付け加えられています。
試験実施にあたりましては、「3つの密」を避けるため、試験会場における受験者間の間隔を確保するなど可能な限り努力いたしますが、会場における座席の間隔を十分に確保できないことも想定されますので、あらかじめご承知おきの上、お申込みいただきますようお願い申し上げます。
このため、早期の宅地建物取引士の資格取得を迫られていない方につきましては、なるべく今年度の受験申込みを自粛していただきますよう、ご協力をお願いします。
まさかの、自粛要請が出てしまいました。
宅建試験は、売買、賃貸借のいずれの不動産取引において欠かすことのできない、「重要事項説明」を行うことができる唯一の国家資格であり、宅建業を営むには、従業員のうち一定割合以上の宅建士を置かなければならず、業界にとっては極めて重要な資格です。
業界を円滑に回すために、今年に限っては、業界外の方の受験はご遠慮ください、ということですね。
かくいう私小次郎も、まったくの異業種でして、正直なところ、宅建に受かろうと落ちようと、自分の生活には何ら影響がないことは確かでした。
今年だったら、受験は見送ったかも知れませんね。まあ、いつでもいいわけですし、もちろん来年でも。
ただ、仕事はともかく勉強というものに、こんなに正面から取り組んだのは、学校卒業以来初めてのことでしたし、「自分もやる気になればまだまだやれる」という自信のようなものを取り戻したのも事実でした。
また、不動産投資に興味を持っている関係上、不動産業界の勉強をしたかったし、大きな知識を得たことは確かです。物件のマイソクを見るポイントなども変わりましたし、街並みを見ても、あーこの地域はこんな用途地域なんだな、とか考えるようになったり、街並みを見る目も変わりました。
それに、コロナ不況待ったなしの状況の中で、明日のことは一層予測不可能な毎日の中で、手に職を持てる資格を取ることは、大きなメリットとなります。
自粛要請下で、難易度はどうなる?
気になるのは、自粛要請の中で行われる宅建試験の難易度はどうなるのか?ということです。
実は宅建試験の受験生は、その半数以上が業界外の方、異業種や学生などの方に占められています。
業界外の人たちが全員自粛するとなると、受験生は半数以下になってしまう、ということ。
合格率がそのままなら、新しい宅建士も例年の半数以下、ということになります。
元々、業界に必要な数の宅建士を送り込むことを目的に考えているとしたら、
新しい宅建士が減ってしまうことは、業界にとって困ること、ということになります。
そうなると、令和2年の宅建試験は、合格率を上げることになるのではないか?
という仮説が成り立ちますね。
つまり、例年より楽に合格できる可能性がある、ということです。
あくまで可能性の話ですが。
そう考えると、「まあ来年でもいいかな」とはいかないですよね!
別の視点で、仮に合格率が例年通りだったとしましょう。
個人的には、それでも難易度は下がる、と見ています。
不動産業界の人は、とにかく宅建の資格が欲しいんです。
仕事の幅が増えたり、資格手当が出たり、出世に影響があったり、享受するメリットだらけです。
なので、ろくに準備もせずに、「マークシートなので運で受かるかも知れない」という層が結構な割合でいるのです。
一方で、異業種の人たちは、そんな人はほとんどいません。
元々受かったって、大したメリットなんてありません。
それでも挑戦するのは、難関試験に挑み、努力をして、合格を勝ち取るという充実感、達成感が目的
なのです。マグレで合格することに、大した意味などないのです。
つまり相対的に、準備不十分な人の割合が増えることにより、難易度は下がる、というロジックです。
結論として私の見立ては、
今年の宅建試験は、例年より難易度が下がる可能性が高い
が結論です。
もちろん、密の要素を持つ試験会場に、不必要に行く必要もないですし、来年でもいいやと思える人は、今年は見送るべきでしょう。
ただ、このような考え方もあるのだよ、というのを参考にしていただければ幸いです。
関連付け記憶法、語呂合わせを用いた宅建試験の攻略法をブログでまとめております。
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宅建試験に独学で一発合格!語呂合わせによる最強勉強法その1
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