宅建士の転職は未経験でも可能？仕事内容・求人の選び方を宅建士が解説

どうも宅建士けんまるです。

私自身40代ですが宅建士を取って未経験転職しました。とはいえ簡単じゃなく、またやや妥協した面もありますが十分満足な結果と思います。

20代、30代ならより転職しやすいと思いますが、気を付けたい事もあるので、ぜひ最後まで読んでもらえればと思います。

この記事は、これから宅建士を取ろうと思ってる人、すでに宅建士だけど実務未経験の人に向けた記事です。

宅建士は未経験でも転職できる？結論と全体像

宅建士の資格は取ったけれど、不動産業界は未経験。

「本当に転職できるのだろうか？」
「未経験でも採用してくれる企業はあるかな」
「この年齢で転職できるかな？」

と不安に感じている方は少なくありません。

自分自身、40代で宅建を取って未経験から転職した人間ですが、いろんなタイミングやニーズが重なって転職できたと思っています。

結論から言えば、宅建士は未経験でも転職可能ですし、実際に、不動産業界では「未経験OK」「宅建士歓迎」とする求人が数多く存在します。

ただし、ここで重要なのは「どんな会社・どんな職種を選ぶかで、難易度は大きく変わる」という点はお伝えしたいです。

宅建士の資格があっても、すべての職種で即戦力として扱われるわけではありません。一方で、未経験でも比較的入りやすく、実務を通じて成長できる職種も確実に存在します。

まずは、宅建士未経験転職の現実と、その背景を整理していきましょう。

未経験OKの宅建士求人は実際に存在する

転職サイトや不動産業界専門の求人媒体を見てみると、「未経験者歓迎」「業界経験不問」「宅建士資格を活かせる」といった求人は珍しくありません。

理由はシンプルで、不動産会社にとって宅建士は「いなければ業務が回らない存在」だからです。

特に仲介業務を行う会社では、一定数の宅建士を配置することが法律上求められています。

そのため、たとえ業界未経験であっても、「宅建士の数を確保したい」という会社側のニーズと合致すれば、十分に採用される可能性があります。

未経験転職が可能な理由（人手不足・資格価値）

宅建士が未経験でも転職しやすい背景には、大きく2つの理由があります。

私もお客様に「営業マンは信用できないけど、あなたは信用してもいい」、と名刺を見せた瞬間言われた事があります。これは明らかに資格のおかげです。

⚠️ただし注意点

未経験転職が可能とはいえ、
「どの職種でも楽に転職できる」「いきなり高収入が保証される」
わけではありません。

このあたりを理解しないまま転職してしまうと、
ミスマッチや早期離職につながりやすくなります。

不動産業界は「業種」と「職種」を分けて考える

宅建士の転職を考える際、多くの人がつまずくのが「業種」と「職種」を一緒くたに考えてしまうことです。

たとえば、

①賃貸仲介の仕事
②売買の仕事
③不動産管理の仕事

これらをすべて「不動産業」とひとまとめにしてしまうと、仕事内容・求められるスキル・宅建士の必要性が見えなくなります。

不動産業界を正しく理解するためには、「会社が何で儲けているか（業種）」と「自分が何をするか（職種）」を分けて考えることが重要です。

業種別｜不動産会社のビジネスモデル

まずは「業種」、つまり不動産会社の稼ぎ方から整理します。

不動産会社と一口に言っても、収益構造はさまざまです。違いを比較してみてください。

業種	内容	例
賃貸仲介業	仲介手数料で収益を得る	アパマン、エイブル、ミニミニ、ピタットハウス
売買仲介業	不動産売買の仲介手数料が主な収益	三井のリハウス、住友不動産ステップ
買取再販業	物件を仕入れて転売し、差益を得る	カチタス、アルバリンク
賃貸管理業	管理委託料（月額管理料）で収益を得る	大東建託パートナーズ、レオパレス21、積水ハウス
建築請負業	建物の建築費用が収益の中心	一条工務店、タマホーム、住友林業
デベロッパー	開発・分譲による利益	三井不動産、東急不動産、飯田グループ
投資用不動産会社	投資物件の販売による利益	JPリターンズ、RENOSY、ランドネット

このように、同じ「不動産会社」でも、何でお金を稼いでいるかはまったく違います。もちろん各業態をトータルで行っている会社もあります。地場の不動産屋もこれらのどこかにいます。

そして重要なのは、 業種が違えば、宅建士の関わり方も変わるという点です。

職種別｜宅建士が担う役割

次に「職種」、つまり宅建士が担う役割を見ていきます。同じ会社であっても、職種によって仕事内容は大きく異なります。

代表的な職種は次のとおりです。

職種	説明	多い業種
宅建事務	重要事項説明書・契約書の作成、法令調査、物件調査・広告、マイソク、レインズ、インサイドセールス、電話対応	仲介、買取再販、投資用不動産会社
仲介営業	大家＋入居者、売主＋購入者への提案～販売～契約決済までの全ての対応。上記全部。	仲介業
管理営業・管理事務	オーナー対応、更新、家賃管理、修繕調整	賃貸管理、投資用不動産会社
用地仕入・買取・販売・投資営業	物件の仕入れ・販売・投資家への提案	買取再販、投資用不動産、デベロッパー
企画・開発職	事業計画や開発プロジェクトの推進	デベロッパー

まずはこの中から働き方のイメージを作っていくとよいと思います。

宅建業法は「会社」ではなく「行為」にかかる法律

もう一つ、未経験者が誤解しやすい重要ポイントがあります。

それは、宅建業法は「会社の種類」にかかる法律ではないという点です。

宅建業法は、「どんな行為をするか」に対して適用されます。具体的には、

👉賃貸・売買の仲介
👉自ら不動産の売買

これを事業として行っている場合、宅建業法が適用され、宅建士の関与が必要になります。

一方で、

・自ら物件を貸す
・賃貸管理業務
・建築請負契約

といった行為は、宅建業法の対象外です。（宅建士が必要ない）（けど宅建士だったら役に立つ）

そのため、

同じ「不動産管理会社」に見えても、仲介をするかどうかで宅建士の役割は変わるし、同じ会社でも、職種によって宅建士が必須かどうかは異なる、ということが起こります。

この「業種」「職種」「行為（宅建業法）」の3点を整理して考えることで、

未経験の宅建士でも
どの仕事が自分に向いているか
どの求人が現実的か
なぜ求人票の表現が分かりにくいのか

が見えてきます。

未経験宅建士が最初に選ぶべき仕事内容・職種

宅建士として未経験転職を目指す場合、「宅建が活かせる＝自分に向いている」ではありません。

仕事内容によって、未経験でも入りやすい＜きついが成長が早い＜実務経験者向け

と難易度が大きく異なります。まずは全体像を整理してみましょう。

種	未経験向き	宅建の使われ方	特徴
賃貸仲介	◎	必須	重説・契約で宅建士が不可欠。求人が最も多く、未経験の王道ルート。成果主義だが業務は比較的シンプル。
売買仲介	○	必須	高額取引で責任が重い。業法だけじゃなく、権利・税・融資・登記の知識もそこそこ必要。未経験可でも育成前提。
買取再販（仕入・販売）	△	必須	物件仕入れが中心。リサーチ、登記簿上げて営業。反響営業も。決裁権は徐々に、分析・行動量がモノをいう。
不動産事務・宅建事務	◎	中核	重説・契約書作成・法令チェックが主業務。営業なしで安定志向。宅建を最も純粋に使う職種。
不動産投資営業	△	評価される	投資家向け提案が中心。宅建は必須ではないが信頼性・説明力で強い武器になる。
用地仕入れ	△	必須	土地・物件の取得に特化。リサーチ、営業、権利関係・交渉が難しく精神的負荷が高い。基本は経験者向け。
不動産管理（管理営業・管理事務）	◎	一部	管理業務自体は宅建不要だが、更新・リーシングで関与。長く続けやすく安定志向。
不動産コンサル	×	補助	相続・資産組み換え等の助言業務。宅建単体では成立せず、実務経験が前提。
土地活用・地主営業	△	一部	地主への活用提案（建築・管理・節税）。営業色が非常に強く成果主義。
不動産企画営業	△	必須	用地取得後の事業計画・収支検討・調整が中心。宅建必須だが未経験はやや高難度。
分譲販売営業	○	必須	新築分譲住宅・分譲マンションを購入検討者に販売する営業。住宅展示場・モデルルームでの来場対応が中心。営業力が最重要で、宅建は契約時に必要。

① 賃貸仲介（未経験向き ◎）

来店対応、物件案内、契約業務が中心

宅建士は重要事項説明で必須

求人数が多く、教育体制も比較的整っている

👉 未経験宅建士の王道ルート。
体力面・土日勤務に問題がなければ最も現実的です。

② 売買仲介（未経験向き ◎）

こちらも宅建士が基本となる業務で、売買なので高額取引で責任が重い。

営業が得意→営業へ
事務が得意→事務へ

👉 未経験可の求人もあります。

③ 買取再販（未経験向き △）

物件仕入れが主業務。

基本は広告からの反響営業が主体。

実態は「営業＋売買実務」

数字判断・リサーチ・交渉が得意な人向け。

👉 営業耐性や交渉力がないと厳しい職種です。

④ 不動産事務・宅建事務（未経験向き ◎）

宅建士のど真ん中。リサーチ、契約書・重説作成

営業のサポート業務。営業事務ともいう。

👉 営業なし・安定・宅建を最も純粋に使える職種。
未経験者に非常におすすめです。

⑤ 不動産投資営業（未経験向き △）

投資家への提案営業

利回り・税務・融資説明

成果主義が強い

👉 高収入も狙えますが、合う合わないがはっきり分かれます。

⑥ 用地仕入れ（未経験向き △）

土地の取得交渉

権利関係、都市計画法に精通。

実績出るまで時間。精神的負荷が大きい

👉 原則経験者向け。未経験スタートは非推奨です。

⑦ 不動産管理（賃貸管理・管理営業・管理事務）（未経験向き ◎）

オーナー対応

更新・修繕・家賃管理

仲介ほど成果主義ではない

👉長く安定して働きたい人向け。特に管理事務は未経験適性が高いです。

⑧ 不動産コンサル・アドバイザー（未経験向き ×）

「不動産コンサル」は特定の職種名ではなく、会社ごとに意味が異なる曖昧な呼称です。

主に売主/買主への営業/販売をこの呼び方で呼ぶ会社もあるし、相続対策・資産組み換え・不動産売買・生保見直し・FPなどのトータルアドバイザーとしてこの名称を使う向きもあります。

👉 宅建取得直後では成立しないケースが大半です。

⑨ 土地活用・地主営業（未経験向き △）

相続対策・資産活用を前提にした提案営業

アパート・マンション建築経営の提案

営業経験者向きですが、未経験OKな求人が多かったりする。

👉営業色が非常に強く、宅建だけで楽になる仕事ではありません。

⑩ 不動産営業企画（未経験向き △）

用地取得後の家を建てて売るまでの事業企画、販売計画、開発・設計施工会社との調整等。

デベロッパーや分譲会社に多い職種。

売買・法令が絡み宅建必須

👉 将来性は高いが、未経験にはややハードルが高い職種です。

⑪分譲販売営業（未経験向き 〇）

住宅展示場・モデルルームでの来場対応。BtoC営業。

価格・仕様・ルールが決まっていてマニュアル化しやすい、物件説明・資金計画の相談、申込受付・契約手続き、引き渡しまでのフォロー

宅建必須だが、営業力の方が求められる職種。

未経験でも宅建士として採用されやすい人の特徴

宅建士資格を持っているだけで、未経験転職のスタートラインには立てます。

ここでは、未経験でも採用されやすい人の共通点を整理します。

資格＋αで評価されるスキル

未経験宅建士の場合、企業は「即戦力」には期待しませんので、「伸びしろ」と「ハマリやすさ」を見ています。

評価されやすいのは、次のようなスキルです。

① 社会人としての基礎スキル

✅メール・電話対応ができる

✅約束を守る

✅報連相ができる

👉 当たり前ですが、不動産業界ではかなり重要です。

② 事務処理・正確性・PC操作

✅書類作成に抵抗がない

✅じゅうぶんなPC操作ができる

宅建士は「正確さや慎重さ」が求められる仕事です。役所調査・物件調査は時間がかかっても丁寧に2重に確認するぐらいの慎重さが必要だと思います。

また書類作成はPC（EXCEL, WORD）が当たり前です。入力できない、ネットで調べ物ができない、PDF化できない、メールできないでは仕事にならないどころか、周りのスタッフの時間を奪う存在になってしまいます。事務適性が無いとそもそも仕事になりません。

③ 学ぶ姿勢・素直さ

未経験ですから、どうしたって分からない事が出てきます。

教えられたことを素直に実行する、わかる人に何度も聞く、自分で調べ、確認する。指示待ちでは駄目です。

未経験者に最も求められる資質です。

面接で見られるポイント

未経験宅建士の面接で、最初から営業力を期待されることはほぼなく、それよりも見られているのは、次の点です。

要するに、「この人を現場に入れて、ちゃんと使えるか、やらかさないか、長く働けそうか」を見られています。

特に落ちやすいケース

①ヤバい人🙅🙅🙅

不動産屋勤務で見てきた中で、この業界に入ってくる人材は結構ヤバい人が多い印象です。

特に、学歴が低い人の場合、「やらかさないか」が最初の関門です。

個人情報を流出しないか、手付金を横領しないか、車で事故を起こさないか、無茶な営業をしないか・・

こういう人たちを目の前で見てきたので、採用する側はとても気にします。💦

「普通の人」を採用したい、最初はそこを突破することです。

②最近まで何をしてたの？

「行動は言葉よりも雄弁だ」ということわざがあるとおり、いくら口で良い事を言っても、直近まで何をしてきたかで、その人となりがある程度見える部分があります。

🔺仕事を辞めてブランクが長い、
🔺転職回数が多い
🔺異なる職種を転々としている

必ず突っ込まれる部分だと思うので、説明できないと詰んだも同然です。自分ちょっとここ弱いなと思ったら、しっかり話せる準備が必要になる部分だと思いますね。

宅建士の未経験転職で失敗しやすいパターン

宅建士は不動産業界ではまぁまぁ価値の高い資格ですが、「宅建を取れば転職は安泰」というわけではありません。

若手なのに未経験転職でつまずく人には、いくつか共通したパターンがあります。ここでは、特に多い失敗例を整理します。

「宅建士なら高収入」の思い込み

未経験宅建士が最初に抱きやすい誤解が、「宅建士＝すぐに高収入」というイメージです。

確かに、不動産業界には高収入を得ている人もいます。しかしそれは多くの場合、以下のような人たちです。

・営業成績を出している📈
・長期間継続して成果を出している📈
・精神的・時間的負荷を受け入れている📈

未経験の段階では、

からスタートするケースが大半です。

最初から高収入を期待して職種を選ぶと、ミスマッチが起きやすいという点は押さえておく必要があります。

求人票だけで会社を選ぶリスク

不動産業界の求人票は、仕事内容が分かりにくい表現になっていることが多いのが特徴です。

私自身もそうです。売買不動産屋だと思って行ってみたら、私に求められた職種は、土地を探して所有者を見つけアプローチして売却してもらい、上下水道ガス工事を整備して、建売するという一連の流れの仕事でした。求人票に書かれている内容と違うな…と思ったり。

中小企業ですと人材を余らせておくのはもったいないので、仕事が無い日は別の事業に駆り出されたりする…なんてこともありました。

求人票だけで判断せず、必ず面接や会社情報で確認することが重要だと思います。

ブラック企業を見抜くチェックポイント

未経験宅建士が特に避けたいのが、「宅建士を名目にした使い捨て型の会社」です。自分自身、最初に入った会社は超絶ブラックでした(笑)　ただそれでも不動産屋のキャリアを積めたので次からは「経験者採用」になるわけですが。

さて、以下のような特徴がある場合は注意しましょう。

⚠️ブラック企業の典型的なサイン⚠️

✅基本給が18万円ぐらいで極端に低く、歩合頼み、ノルマをクリアできないと詰みあがる

✅宅建士手当が出ない

✅みなし残業含む給与で超過残業代についての記載がない
例）月収35万円（みなし残業40時間含む）（超過は追加支払いならOK）

✅「未経験でもすぐ稼げる」を強調しすぎている

✅離職率・在籍年数について答えを濁す

✅募集求人以外の職種に従事するケースがあるか

✅年間休日110日・・・少なくとも116日、一般企業なら120日は普通。

未経験宅建士の転職活動の進め方

宅建士として未経験転職を成功させるには、やみくもに応募するのではなく、順番を守って進めることが重要です。

ここでは、未経験宅建士が失敗しにくい転職活動の進め方を5つのステップに分けて解説します。

Step1. 自己分析（どの職種を狙うか）

転職活動で最初にやるべきなのは、理想のライフスタイルを描くことです。（これは別記事で紹介したい）

そして「どの職種を狙うか」を決めることですが、未経験宅建士の場合、選択肢は多くありません。まずは以下の軸で整理しましょう。

たとえば、

💻営業が苦手 → 不動産事務・管理事務

💪体力・土日OK → 賃貸仲介

🏢将来独立したい → 仲介・売買系

このように、将来の理想の働き方からの逆スケジュールで考えて、現実的な職種を決めていきます。

Step2. 応募書類・面接対策

未経験宅建士の応募書類で重要なのは、「即戦力アピール」ではなく「現実理解」です。

内定後に必ず確認すべき条件

内定が出たあとも、確認は必要です。ここを曖昧にしたまま入社すると、失敗しやすくなります。

✅配属される職種・部署はどこか

✅宅建士として任される業務内容

✅給与体系（固定給・歩合・宅建手当）

✅休日・残業・勤務時間

とくに地場不動産屋のワンマン社長だと、雇用契約書は使いまわしで、職務は「なんでもやる」って書かれてるパターンが結構あります。

入ったら違う業務やらされてた…なんてのはモチベーションが下がるので、そこのミスマッチは防いでおきたいところですね。

未経験宅建士におすすめの転職サービス

未経験から宅建士として転職する場合、求人の探し方そのものが成否を分けると言っても過言ではありません。

不動産業界は求人票の表現が分かりにくく、未経験者が一人で見極めるのは難しいため、業界特化型サービスやエージェントの活用が有効です。

ここでは、未経験宅建士と相性の良い転職サービスを紹介します。

LIFULL不動産キャリア（初心者向け）

LIFULL不動産キャリアは、不動産業界に特化した転職サービスで、未経験者向け求人が比較的多いのが特徴です。

■向いている人

✅不動産業界が初めて
✅職種の違いがまだよく分からない
✅賃貸仲介・管理・事務系を検討している

■特徴

✅職種・業種が比較的整理されている
✅中小不動産会社の求人が多い
✅未経験OK求人を探しやすい

宅建JOBエージェント

宅建士と言えばここの広告を見たことが無い人はいないんじゃない？と思うぐらい有名なところです。

私も宅建のYoutube動画でお世話になった、棚田先生のプロモーションによく出てきます。

ちなみに自分も登録してます。面談あるいは電話でヒアリングが出来ますので、自分の状況や探してる職種について聞いてみるとよいです。

わりとすぐに求人を紹介してもらえますよ。

とはいえ、宅建JOBエージェントでは地方の案件や、地場不動産屋の案件はほとんどありません。

転職エージェントを使うメリット

未経験宅建士にとって、転職エージェントを使う最大のメリットは次の点です。

✅未経験OKかどうかを事前に確認してくれる

✅宅建士がどの業務で使われるかを教えてくれる

✅面接前に会社の実情を知れる

✅条件交渉を代行してくれる

特に不動産業界では、「求人票と実態が違う」というケースも少なくありません。

エージェントを通すことで、こうしたリスクを事前に減らすことができます。

未経験宅建士の将来キャリアと選択肢

宅建士として未経験転職をする最大のメリットは、一度業界に入ると、その後の選択肢が大きく広がることです。

最初の職種や年収だけで判断するのではなく、数年後にどうなっていたいかを意識しておくことが重要です。

経験を積んだあとのキャリア例

未経験から宅建士として実務経験を積むと、次のようなキャリアパスが現実的に見えてきます。

宅建士は「経験年数×業務の幅」で価値が上がる資格だと思います。ゆくゆくは不動産屋を開業することも可能ですし、エージェントで独立して自由に働くスタイルも可能です。

在宅・オンライン仕事という選択肢

最近では、不動産業界でも在宅・オンライン対応が可能な業務が増えています。

たとえば、IT重説、契約書・重要事項説明書の作成、管理事務の一部業務、不動産テック企業での業務支援など。

これらは、実務経験を積んだ宅建士ほど任されやすい仕事です。

未経験の段階では難しくても、まずは現場で経験を積み契約に強くなることで、将来的に働き方の自由度を高める選択肢が見えてきます。

独立・不動産エージェントへの道

宅建士の最終的な選択肢として、独立や不動産エージェントという道もありますが、注意すべき点もあります。

✅宅建資格だけでは独立は成り立たない

✅実務経験・人脈・顧客対応力が不可欠

✅最低でも数年の現場経験が前提

近年増えている「不動産エージェント型」の働き方も、自由度が高い反面、完全成果主義なので、経験を積んだ先の選択肢として考えるのが現実的です。宅建士というより営業力が求められる仕事になります。