「宅建試験に合格したいけれど、どの通信講座を選べばいいかわからない…」
という方はけっこういらっしゃるようで。
中でもLEC(東京リーガルマインド)は、法律系資格に強い大手予備校として候補に挙がる事が多いと思います。
本記事では、LECの宅建講座について、評判・料金・合格率・教材の質などあらゆる角度から解説します。他社との比較や、どんな人におすすめなのかもわかりやすく整理しているので、この記事を読めば「自分に合った講座かどうか」が明確になります。
LEC宅建講座の全貌を、受験生目線でわかりやすく解説していきます。
LECとは?宅建講座の基本情報と特徴
LECってどんな予備校?運営会社と信頼性
LEC(東京リーガルマインド)は、法律系資格や国家資格の試験対策において長い歴史を持つ大手予備校です。宅建士はもとより、司法試験、行政書士、公務員試験など、数多くの専門資格対策講座を提供しており、「法律に強い予備校」としてのブランドを確立しています。
設立から40年以上、全国に校舎を持ち、通信講座のノウハウも豊富。社会人や学生、主婦層まで幅広い層に利用されています。
宅建講座の提供形態(通信・通学)
LECの宅建講座は、学習スタイルに応じて以下の2つの形式から選べます。
インターネット配信による映像授業(PC・スマホ対応)
テキスト教材の配送、音声ダウンロード可能
自宅で学べるため、時間に縛られず効率的
実際の教室での受講(全国主要都市に校舎あり)
講師から直接学べる・モチベーション維持しやすい
忙しい社会人でも続けやすい通信講座と、対面で学びたい人向けの通学講座、どちらにも対応しているのがLECの大きな強みです。
LECの合格実績とサポート体制
LECの宅建講座は、毎年多くの合格者を輩出している実績があります。特に以下の点で高評価を得ています。
- 過去問分析に基づいた的中率の高い教材
- 初学者向けから上級者向けまで対応した多様なコース
- 質問対応サービス(WEB・電話)
- 学習スケジュールの個別アドバイスやフォローアップ体制
- 合格者の声・体験談が豊富
また、「宅建士のトリセツ」や「出る順」シリーズ等、市販教材でもLECのノウハウが活かされており、講座外でも支持を集めています。私もこれらのテキストは2年分持っています。
LECの通学の校舎どこにある?
全国に校舎があるとはいえ田舎にはありません。無理なく通える範囲にあるかご確認ください。(2025年時点。最新情報は公式サイトをご確認)
- 新宿エルタワー本校/渋谷駅前本校/池袋本校/水道橋本校/町田本校/横浜本校/千葉本校/立川本校/大宮本校
宅建講座の料金プランと内容
さて、気になる宅建講座のコースや料金を整理しました。
教材にはWEB版とDVD版があり、DVD版のほうが1万円ほど料金が高いです。DVDは手元に置いておけますが、WEB版はその年の宅建試験まで視聴が可能となっています。
通信講座の料金とカリキュラム
LECの通信講座は、忙しい社会人や自宅学習派に向けて設計されています。講義はすべて映像配信され、スマートフォンやPCでいつでもどこでも受講可能です。
主な構成は以下の通りです。
講義内容 | インプット講義で基礎から応用までを網羅的に学習。アウトプット問題演習は過去問や予想問題で試験に慣れる。 全国公開模試で試験日を想定した対策。フルカラーテキスト+副教材(法改正対応) |
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料金 | 通常価格:7万円〜12万円前後(コース内容・時期による)※次章で詳細をまとめています。 キャンペーン時には割引あり(早期申込・再受講割など) |
「Web+スマホ中心で学びたい」「通学の時間が取れない」という方には、通信講座が最適です。
通学講座の料金と開講地域
LECの通学講座は、主要都市にある校舎で開講されています。プロの講師による対面指導が受けられることが大きな魅力で、学習仲間との交流やモチベーション維持にもつながります。
コースにより異なりますが、週2×半年で48回通うのをベースに考えておくと良いと思います。
料金 | 通学講座:10万〜15万円程度 教室講義+Webフォローがセットになっていることが多い |
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働きながらでも「教室で学びたい」「直接質問したい」という方に人気で夜間対応もあります。
フォロー制度・質問対応はどうか?
LECはフォロー体制も充実しており、通信・通学どちらの受講スタイルでも安心して学習を進められる仕組みが整っています。
- Web質問受付(専用フォーム)
- スケジューリングアドバイスや学習相談
- マイページで進捗管理・講義の視聴状況チェック
- 再生速度変更、倍速・音声DLなど学習効率を高める機能
また、受講生限定のLINEグループサポートもあるようです。講師や生徒とつながり、「ひとりで学習を続けられるか不安」という初学者にも好評です。
2025年度LEC講座(通学/通信)の全一覧
コースの一覧を示します。LECの公式サイトで1個ずつ見るより一覧で見たい方はこちらをご覧ください。
コースが多すぎて選べない、という方は多いと思いますが、講座の回数+学習を開始する次期+価格で選択されると良いと思います。
タイミングによっては受付終了になっている場合もあります。
コース名 | 通学/通信 | 税込価格(Web/DVD) | 回数 | WEB質問 | 対象 | 特徴 |
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ウルトラ合格フルコース | 通学 | 121,000円 / 137,500円 | 48 | 有10回 | 全対象者 | 約半年の短期合格を目指すバランス型 |
ウルトラ合格フルコース | 通信 | 110,000円 / 126,500円 | 48 | 有10回 | 全対象者 | 初学者はまずこのコースを受講しよう |
ウルトラ合格ライトコース | 通学 | 104,500円 / 115,500円 | 28 | 有10回 | 全対象者 | フルコースから講義数を絞った集中型 |
ウルトラ合格ライトコース | 通信 | 104,500円 / 115,500円 | 28 | 有10回 | 全対象者 | 〃 |
再チャレンジベーシックコース | 通学 | 154,000円 / 176,000円 | 48 | 有20回 | 再受験者 | 四肢択一600問の答練特化型 |
再チャレンジベーシックコース | 通信 | 143,000円 / 165,000円 | 48 | 有20回 | 再受験者 | 四肢択一600問の答練特化型 |
春からチャージ合格フルコース | 通信 | 159,500円 / 181,500円 | 63 | 有30回 | 早期学習者 | 3月以降の早期スタート向け |
週一完成合格フルコース | 通信 | 137,500円 / 159,500円 | 59 | 有20回 | 初学者 | 週1受講で基礎から総合演習まで |
宅建士 有山茜 Webコース | WEB | 78,000円 | 141 | 有30回 | スキマ学習者 | 1回30分の短時間講義で隙間時間対応 |
再チャレンジ合格フルコース | 通学 | 176,000円 / 198,000円 | 58 | 有40回 | 再受験者 | 総まとめ+過去問+直前講座多数 |
再チャレンジ合格フルコース | 通信 | 159,500円 / 181,500円 | 58 | 有40回 | 再受験者 | 総まとめ+過去問+直前講座多数 |
プレミアム合格フルコース | 通信 | 176,000円 / 198,000円 | 78 | 有40回 | 初学者 | マスター演習+演習特化でボリューム最大 |
パーフェクト合格フルコース | 通信 | 143,000円 / 165,000円 | 58 | 有20回 | 初学者 | 合格講座+演習中心の総合型 |
どの講座が自分に合っている?タイプ別おすすめ一覧
✅ 初学者向け(宅建が初めての人)
👉️ウルトラ合格フルコース(通信・通学)
👉️ウルトラ合格ライトコース(通信・通学)
✅ 中・上級者向け(再受験生や法律知識がある人)
👉️再チャレンジベーシックコース
👉️再チャレンジ合格フルコース
✅ 学習時間に余裕がない人(短期集中・直前対策)
👉️ウルトラ合格ライトコース(通信・通学)
✅ 対面で質問・交流したい人
👉️通学フルコース系(教室+質問10〜30回)
料金との相談でもあると思いますが、学習に取り組める環境を考慮して講座選びをすると良いと思います。
教材は何を使うのか?Amazonで売ってる?
各コースで使われるテキストは以下のような市販されているもの中から選択されています。(いずれも出版元はLECです)
またLECオリジナルテキストも使われます。
📕出る順宅建士合格テキスト
📖出る順宅建士ウォーク問過去問題集
📘宅建士合格のトリセツ
📖宅建士合格のトリセツ基本源泉分野別過去問集
📗宅建士合格のトリセツ頻出一問一答形式過去問集
もし講座を受けずに独学で勉強したい、という方でもこのようなテキストはAmazon等で入手できますので、購入しても良いと思います。
LEC宅建講座の口コミ・評判・2ch
パー宅より量が多いが逆にLECの方が理解も進みも早くなる
全体としての評価を要約すると、LECは教材が充実しており、初学者にも取り組みやすいとの声、講座の価格は高めだけど、その分内容がしっかりしている。特に本気で合格を狙う人にはおすすめという声、LECのテキストは分かりやすく、模試の解説も細かいと高評価。通信講座を受講した人の肯定的な意見。「LECは老舗で安心感がある」という声が見られました。
公平に評価するには、批判・批評も集めようとしましたが、意外と見つかりませんでした。
LECと他社の宅建講座を比較してみた
LECとフォーサイト、アガルート、ユーキャン、TACで迷う方は多いようです。講師との相性もあるので一概には言えませんが、それぞれの講座・教材・価格の比較は可能です。
フォーサイトとの比較(教材・価格)
フォーサイトは「高コスパ」「フルカラー教材」「eラーニング特化」で人気の通信講座です。
教材 | LECもフォーサイトもフルカラー対応教材。高品質映像による動画講義・用語集が特徴 |
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価格 | LECは7万〜12万円、フォーサイトは5万〜7万円と比較的リーズナブル。どちらも一般教育給付制度対応で割安になる。 |
学習環境 | フォーサイトのeラーニングは直感的に使いやすく、スマホ学習に強い。LECは大手ならではの網羅的安心感がある。 |
→ 「費用を抑えて効率的に学びたい」という方はフォーサイトが有力候補。
アガルートとの比較(上級者向け?)
アガルートは法律資格に強い新興予備校で、近年急速に評価を高めています。
一発合格率66%を明示しているので、よほどの自信の現れでしょう。
教材 | 白黒テキスト中心。動画は論点絞った短時間講義が特徴 |
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価格 | LECと同等の価格帯(10万〜13万円程度) |
特徴 | 添削・進捗管理・定期面談などサポートが手厚い。元弁護士講師も多数 |
→ 初学者でも受講可だが、「自走力のある中・上級者向け」という声も。
ユーキャンとの比較(初心者・価格重視)
ユーキャンは通信教育の老舗で、初学者・主婦層にも広く支持されています。
合格デジタルサポートというスマホ学習環境が整っています。
教材 | わかりやすさ重視のテキスト構成。映像講義は1本5分の動画解説。 |
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価格 | 6万円前後と最安クラス。費用面での負担が少ない |
特徴 | 質問対応は郵送・Webのみで、スピード感はやや弱い |
→ 「まずは宅建に挑戦したい」「勉強が久しぶり」という層に向いている
LECはバランス型で信頼性の高い講座。他社と比較することで、自分に最適な講座選びがしやすくなります。
こんな人にLECはおすすめ
LECが向いている人
2️⃣通学・通信のどちらかで迷っており、柔軟なスタイルを選びたい人
3️⃣過去問を重視した実践的な学習をしたい人
4️⃣実績・ブランドを重視して、信頼できる講座を選びたい人
他社を選んだ方が良いケース
2️⃣自分のペースでガンガン進めたい中上級者 → アガルートが向いている
3️⃣映像講義よりも紙のテキスト中心で進めたい人 → 他の選択肢も視野に
「迷ったらどうする?」の判断基準
(1)無料資料請求・無料体験講義を比較してみる(各社公式サイト)
(2)自分の学習スタイル(通学?通信?)を明確にする
(3)予算とスケジュールに無理がないかをチェック
(4)過去問を自力で解けるか?サポートが必要か?を考える
LECが最適な選択肢かどうかは、あなたの学習スタイルと目的によって異なります。迷ったら複数社を比較して、自分に合った講座を選びましょう。