宅建試験に合格するためには、正しい教材・情報源を選び、効率よく学習することが大切です。この記事では、信頼性が高く、合格者にも評判の良いリソースを厳選して紹介します。

書籍(独学派におすすめ)

👉️ みんなが欲しかった宅建士の教科書(TAC出版)


図解が豊富で、はじめて宅建を学ぶ人にとって非常にわかりやすい入門書です。試験に出やすいポイントを押さえており、独学者にも人気があります。

書籍だけど宅建業法・権利関係・法令上の制限が分割できてそれぞれ持ちやすい本のようにできるのが特徴です。3冊の本になるので電車など移動時間でも1冊ずつ持ち歩いでスキマ時間で読めます。

イラストやゴロ合わせも豊富で記憶に残りやすい工夫がされています。私もこの本で勉強しました。

👉️ みんなが欲しかった宅建士の問題集(TAC出版)

上記教科書とセットで使うと効果的な問題集。過去問ベースで構成されており、アウトプット練習に最適です。

過去問は繰り返し繰り返し、慣れるまでやることです。同じ問題でも

👉️ 宅建士トリセツ(東京リーガルマインドLEC)

語呂合わせやストーリーを活用した記憶に残りやすい工夫が豊富で、「法律が苦手」という人に向いています。

やはりこの書籍もセパレートタイプで3冊に分冊できます。イラストも多く読みやすいでしょう。

トリセツシリーズは、「基本テキスト」「一問一答式過去問」「分野別過去問」があるので、そちらも合わせて購入するとよいです。

みんなが欲しかったシリーズと、トリセツシリーズはどちらかあればよく、どちらも購入する必要はありません。お好みで。

👉️ 出る順宅建士 当たる!直前予想模試(LEC)

試験前の実力チェックや直前期の総仕上げにおすすめ。近年の出題傾向に対応した予想問題が揃っています。

これは私も購入して模試の練習をしました。もし点数が取れなくても焦る必要はありません。本番のテイストとは異なる問題も収録されているので。予め”点数が取れない”ことを体験しておくのも本番に向けてのいい経験になります。

YouTube(スキマ時間のインプットに)

👉️ 棚田行政書士の不動産大学

行政書士・宅建士でもある棚田先生によるチャンネル。元不動産屋のトップ営業マンであり、法律や業界知識を交えつつ、宅建試験の重要ポイントを解説くださっています。

テンポよく、学習のモチベーション維持にも役立ちます。私自身、「覚え歌」にはだいぶお世話になりました。

過去問サイト(無料で実戦力UP)

👉️ 宅建試験ドットコム

過去問を年度別・分野別に解ける無料サイト。解説も丁寧で、独学でも十分に活用できます。スマホ対応で通勤時間にも勉強可能。

過去問テキストを解いてみてテキストの解説がわからない時に、もう1つの解説を見てみる、という使い方でもOKだと思います。

宅建通信講座(動画と教材で効率学習)

👉️ フォーサイト
フルカラーのテキストと講義動画で学べる人気講座。合格者の声も多く、サポート体制も充実しています。独学では理解できない部分は問い合わせて解消できるのが強みです。費用はかかりますが得られるものも大きいです。

👉️ アガルート
合格特典が充実しており、実力派講師による講義が魅力。初学者から中級者まで幅広く対応。一発合格率約66%と表示されているので、全国平均の18%と比較して、やはりお金を払ってまで受講する前向きな人が取り組んでる印象。

👉️ スタディング
スマホ完結型の通信講座。忙しい社会人や子育て中の方でもスキマ時間で学習できる設計です。他社と比較しても非常にリーズナブルな価格帯で提供されているので、「費用を抑えて通信講座を使いたい」というニーズに応えています。

宅建試験の申込みページ

👉️ 不動産適正取引推進機構
宅建試験の実施団体。試験概要・受験申込みはすべてこの公式サイトを通じて行われます。試験日程・受験票の案内もここからチェック。

公式サイトはこちら

法律・制度の情報源(信頼性のある一次情報)

以下は宅建試験に関係する法令の公式原文が確認できるリンクです。条文を記憶する必要はありませんが、根拠を確認したいときや、疑問が出たときのためにブックマークしておくと安心です。

宅建業法👉️最も基本の宅建業法。すべてはここから始まる。

宅建業法施行令👉️業法の1段細かい補足ルールが書かれている。

宅建業法施行規則👉️さらに実務的・事務的なルールが定められている。

宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方👉️法的拘束力は弱い、行政の解釈指針で、より理解しやすい内容になっています。

また、あまり見る機会はないと思いますが、宅建試験の範囲に該当する他の法律も気になったら見ておくとよいです。

民法

建築基準法

都市計画法

不動産登記法

▶ いずれもe-GOV法令検索から確認可能です。

私のおすすめ・選び方【体験談】

ここからは、私自身が宅建試験に取り組んだ際の経験をもとに、教材選びのコツや実際に使ってみてよかったものをご紹介します。

書籍は「相性」で選ぶのがポイント

私は『みんなが欲しかった宅建士の教科書』と『問題集』のセットで学習しました。図解や色使いが見やすく、特に最初の導入で抵抗感を持たずに読めたのがよかったです。

一方で、暗記がニガテなので自分用に書きながらノートにまとめるスタイルです。『トリセツ』の語呂合わせもあわせて補強もしていきました。

👉️「一冊だけ」で乗り切るれなくなったら1〜2冊補完するのもおすすめです。

過去問演習は「量より反復」

過去問はTACの問題集と「出る順」を基本として、スマホでは『宅建試験ドットコム』を使いました。無料でサクサク解けるので、ちょっとしたスキマ時間に最適です。

「解説を読んでもピンとこない分野だけは書籍に戻る」使い方が効果的でした。

通信講座は「時間がない人」におすすめ

私は書籍中心で進めましたが、もし子育て中・仕事が忙しい・毎日机に向かうのが難しいという方であれば、動画講座(スタディングやフォーサイト)の方が合うと思います。

人によっては「見るだけ」「聞くだけ」の方が理解しやすいこともありますし、進捗管理の機能があるのも助かります。

試験申込みは早めに済ませよう

申込みは「不動産適正取引推進機構」の公式ページから行いますが、申し込み時期が決まっており、申し込み期間を過ぎると1年待ちになるので注意です。

スケジューラやカレンダーに入れておくか、Twitterで宅建系のアカウントをフォローしておくとよいです。

何故なら宅建関連のツイートはその時期になると増えてくるので、忘れ防止にもなるからです。

法令の原文に触れるのは「脱初学者」への近道

民法や宅建業法などの原文は、学習の後半で「どうしてこうなるの?」という疑問が出てきたときに役立ちます

例えばテキストで書かれている内容はかなり端折ってたりイメージで書かれていたりするので、条文に立ち返って読んでみると本来の意味・目的を確認できることもあるのです。検索性も高いe-GOVは、本試験直前の見直しにも重宝しました。

あとは”テキストや講座が全ての条文を網羅してるとは限らない”ということもあり、宅建業法だけは1度全文を読んでおいて損はないのではないかと思います。

💡おわりに

宅建試験は「とにかく広い範囲を効率よくこなすこと」がカギです。自分の生活スタイルや得意な学習方法に合わせて、ムダなくリソースを選ぶことが合格への最短ルートになります。

このページが皆さんの学習の一助になれば幸いです。